ロシアのダーチャ

私はサイレント期間中、個人事業主として活動を始めようと決めた。

というのも、ロシアのダーチャという文化を広めたいと思っているのだ。

大抵の人は聞いたことすらないという返事が返ってくる。

それもそうだろう。

農業に興味を持ち、尚且つ世界情勢、経済などあらゆることに興味関心がなければ、まーまず聞くことはない。

なので、私は世界中の人々に伝えたい。

もともと時を遡れば、人々は個々に農耕を楽しんでいた時代があったよう。

それがいつの時代も政治統治したい者が現れ、土地や人々を管理しようとした。

それに対して、農民・国民は国や政府に反対運動を起こし自留地を要求、獲得したのがダーチャだ。

作物を慈しみ育てる喜びを感じいただく感謝を味わうことで、人間本来の幸せがあるのだと私は感じている。

都市部では狭いマンションにぎゅうぎゅう詰めになり箱詰め状態。まるで無理やり卵を産ませている鶏舎のよう。隣の部屋の人がどんな人かさえ知らない。今のご時世何があるか分からないと言い、人と関わることすら躊躇する世の中。

そんなの人間じゃない。

地方では、決してひとりでは生きていけないことを知り、助け合いながら農業を営み、生活をしている。

嫌な面も見ることは、そりゃー人間だもの、あるに決まっている。

許し許されることで他者への感謝の念が生まれる。

子供に至っては、地域みんなで見守っている。学校から帰ってくると、会ったこともない、どこの子供かさえ分からない子たちが、元気よく「ただいま帰りましたー」と大きな声で挨拶をする。

なんて素敵な習慣なんだ。

私は幸い、今世では人間に生まれることが出来た。

生まれたからには、何か後世に残したい。良いことをしたいのだ。

未来の子供たちや地球のためにも。

ひとりでも多くの方に、ダーチャを知ってもらい、興味関心を抱き実行していただきたい。

そして、人間だからこそ感じる感情をとことん味わい尽くし、愛を知ってほしい。

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